営業管理ツールおすすめ12選!選び方や導入成功のためのポイントとは

こんにちは!「楽楽販売」コラム担当です。
営業管理業務は、企業の業績向上や成長に影響を与える重要な業務の一つです。そんな営業管理で、「営業活動の進捗が見えづらい」「チームメンバーとの情報共有の効率が悪い」といったお悩みを抱えていないでしょうか。こうした課題は、営業管理ツールで解決できる可能性があります。
この記事では、営業管理の課題を解決へと導く、営業管理ツールのおすすめ12選をご紹介します。また、ツールの選び方や導入を成功させるポイントまでお伝えするため、ぜひ参考にしてみてください。
詳しく知りたい方はこちら!
この記事の目次
営業管理ツールとは?
「営業管理ツール」とは、営業担当者の日々の活動・商談状況・案件の進捗・顧客情報・売上予測などをデジタルで記録および管理するツールのことです。「SFA(Sales Force Automation)」や「営業支援システム」とも呼ばれます。営業管理ツールには、主に以下のような機能が搭載されています。
【営業管理ツールの主な機能】
| 案件管理 | 個別の案件を管理し、進捗状況を可視化する機能 |
|---|---|
| 活動報告・行動管理 | 営業担当者の行動(訪問・電話・メールなど)を記録し、メンバーや上長へスムーズに共有・報告する機能 |
| 顧客管理 | 顧客の基本情報や過去のやり取り履歴など、詳細なデータを記録・検索・閲覧する機能 |
| レポート・ダッシュボード | KPIや営業成績のグラフやレポートを簡単に出力する機能 |
| 予実管理・売上予測 | 収支状況をリアルタイムで可視化し、スピーディーな経営判断に貢献する機能 |
これらの営業管理ツールの機能は、営業管理の効率化や成果の最大化を実現するサポートをしてくれます。
また、営業管理や営業マネジメントについてさらに詳しくは以下の関連記事で解説しています。本記事と併せて参考にご覧ください。
関連記事はこちら営業管理とは|成果を高める4つの営業マネジメントの極意を解説
<補足>SFA・CRM・MAツールの違い 「SFA」「CRM(顧客管理システム)」「MA(マーケティングオートメーション)」には、それぞれ以下のような違いがあります。
・SFA:営業担当者の業務を効率化・可視化し、営業活動の質と量を高める
・CRM:顧客との関係性を維持・強化し、顧客満足度やLTV(顧客生涯価値)を高める
・MA:見込み顧客(リード)を効率的に育成・選別し、営業へ引き渡す
| SFA | CRM | MA | |
|---|---|---|---|
| 管理対象 | 商談・営業案件 | 顧客全体 | 見込み顧客 |
| 目的 | 営業支援・効率化 | 顧客関係の維持・強化 | 見込み顧客の育成 |
| 主な機能 | ・案件管理 ・活動報告 など |
・顧客管理 ・顧客分析 など |
・リード管理 ・スコアリング など |
| 主な利用者 | 営業部門 | ・営業部門 ・マーケティング部門 ・カスタマーサポート部門 |
・営業部門 ・マーケティング部門 ・インサイドセールス部門 |
なお、ツールによってはSFA・CRM・MAの機能を兼ね備えたものもあります。自社の目的や求める機能に応じて適切なツールを選定しましょう。
関連記事はこちらSFA(営業支援システム)比較10選|特徴や機能を解説
営業管理ツールの導入によって叶うこと
営業管理ツールを導入して管理業務を一元化すると、営業組織全体のパフォーマンス向上が期待できます。その理由は、顧客や案件の優先順位が明確になり、効率的な営業活動が実現できるためです。
ここでは、営業管理ツールの導入によって叶うことをご紹介します。
営業のスピードと精度の向上を見込める
営業管理ツールの効率化機能によって、営業担当者がコア業務に多くの時間を割けるようになれば、営業スピードと精度の向上につながるでしょう。例えば「案件管理」「活動報告」「顧客管理」などの機能を活用すれば、見積もり内容・受注情報の共有や、社内申請の面倒な手間をなくすことが可能です。また、営業担当者の活動が一元管理されると、部署をまたいだ発注・請求手続きや連携がスピードアップするほか、ステータスの可視化によって営業アクションの漏れを減らせます。
マネジメントの迅速化と的確な意思決定が叶う
営業管理ツールがあれば、マネジメント層はリアルタイムで自社の営業状況を把握することが可能です。例えば「レポート・ダッシュボード」「予実管理・売上予測」の機能を活用すれば、最新データに基づいた的確なフォローや指導、戦略立案を実現できます。マネジメント層は必要なデータを速やかにチェックし、コスト削減に向けた施策立案やリソースの最適化などに集中できるでしょう。
属人化の解消によるチーム力の強化を期待できる
営業管理ツールに自社の営業ノウハウを蓄積し社内で共有すると、組織全体の営業力の向上が期待できます。例えば「活動報告」をはじめとした機能でハイパフォーマーの履歴を参照すれば、営業スキルの属人化を防止し、再現性のある営業モデルを構築することが可能です。データ活用によって、案件受注へ向けた有効なアクションの検討や、担当者間でスムーズに引継ぎをすることができます。
営業予測の精度向上につながる
営業管理ツールで予実データや売上データを分析すると、客観的な数値に基づいた精度の高い営業予測が可能となります。例えば「レポート・ダッシュボード」「予実管理・売上予測」といった機能を活用すれば、中長期の売上予測やKPI管理を強化できるようになります。自社の将来を見据えて営業戦略を立てることや、想定されるリスクに備えるために、分析データを役立てることが可能です。
営業管理ツールの選び方
ここでは、営業管理ツールの選び方を解説します。課題別におすすめの営業管理ツールのタイプもご紹介するため、ぜひ自社に適したツールを比較検討してみてください。
選定ポイント(1)自社の営業スタイルや課題に合っているか
営業管理ツールは、大きく「業務フロー改善タイプ」と「営業支援タイプ」の2種類に分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。
1.業務フロー改善タイプ
効率化機能によって業務フロー全体を改善するタイプの営業管理ツールです。各部署との情報共有や連携をスムーズにしたい企業には、こちらのタイプをおすすめします。具体例を挙げるとすれば「楽楽販売」といったシステムが該当します。
▼状況・課題
・紙やエクセルで受注・納品・請求・在庫のデータを管理しており、情報共有が非効率
・「社内申請」や「管理表の更新」といったバックオフィス業務の効率化の優先順位が高い
・営業・経理・倉庫など、複数部門での情報共有が煩雑になっている
2.営業支援タイプ
高度な支援機能で営業担当者の業務を推進するタイプの営業管理ツールです。営業活動の可視化や組織的な営業力の向上を目指すなら、こちらのタイプをおすすめします。具体的には「Sales Cloud」といったシステムが該当します。
▼状況・課題
・営業担当者ごとにやり方や成果にばらつきがある
・マネージャーが営業活動の全貌を把握できず指導が難しい
・営業部門の役割分担や案件の進捗が不明確になっている
・複数の営業部門があり、顧客情報や活動状況が共有されていない
選定ポイント(2)既存のシステムと連携できるか
自社で既に利用しているシステムがある場合は、既存システム(会計システム・発注管理システム・生産管理システムなど)と連携できる営業管理ツールを選びましょう。システムによって連携可否が異なるため、事前に連携性を確認しておくことが大切です。
選定ポイント(3)操作が直感的でシンプルか
現場の担当者がストレスなく入力・検索ができるような画面設計がわかりやすい営業管理ツールが理想的です。操作がスムーズにできると、導入時の教育コストを抑えやすく、さらにはツールが現場に定着しやすくなります。
選定ポイント(4)費用は予算内か
営業管理ツールには、無料で使えるものから月額数十万円以上のものまで、幅広いサービスが存在します。
・無料ツール
多くの無料ツールには必要最低限の機能が搭載されています。
導入費用・運用費用がかからないケースのほか、導入費用のみ無料で運用費用がかかるケースがあります。
・有料ツール
有料ツールは導入費用・運用費用がかかるものの、高度な営業管理から分析機能まで充実しています。金額の目安は、導入費用は数万〜数百万円、月額費用は数千~万円/1ユーザーであるケースが多いです。
両者を比較すると、無料ツールはデータ容量や使える機能に制限があるケースが多くなります。一方、有料ツールはコストがかかるものの、長期的には生産性や売上向上によるメリットが期待できます。費用対効果に注目して導入するツールを選ぶとよいでしょう。
選定ポイント(5)サポート体制が充実しているか
サポート体制の手厚さはベンダーによって異なります。新たなツールの導入直後は現場に負担がかかり混乱しやすいといえます。そのため「導入前後に提案やアドバイスを受けられるか」「運用がスタートしてからも引き続き相談ができるか」といったポイントを確認しておきましょう。
おすすめの営業管理ツール12選
ここでは、おすすめの営業管理ツール12選をご紹介します。各ツールを「業務フロー改善タイプ」「営業支援タイプ」に分けてご紹介するため、自社の営業スタイルや課題に合わせてご検討ください。
業務フロー改善タイプ
- 「楽楽販売」
「楽楽販売」は、営業案件の一元管理によって業務改善に貢献する、クラウド型販売管理システムです。「楽楽販売」には以下のような魅力があります。
-
魅力① 営業管理を効率化する機能が充実
「見積もりデータに基づいてリアルタイムで売上予測を確認する機能」「ワンクリックで見積書を発行・申請・承認する機能」「受注時に自動で経理宛にメールを送信する機能」など、便利な機能が充実しています。営業担当者を支援する多彩な機能で営業管理の効率化に貢献します。 -
魅力② 柔軟なカスタマイズが可能
簡単なマウス操作のみで、システムを自社仕様にカスタマイズできます。専門知識が求められる難しいプログラミング開発は不要です。自社の営業管理業務に合わせて、見積もりから受注管理までのデータベースや、各種入力フォームなどを作成することが可能です。 -
魅力③ 充実したサポート体制
システムの導入前から運用後まで一貫したサポート体制をご用意しているため、安心してご利用いただけます。初期導入サポートはもちろん、お電話やメールでのご相談やご提案も可能です。初めて営業管理ツールを導入する際もお気軽にお問い合わせください。
「楽楽販売」の機能や導入メリットについて、さらに詳しい情報は以下のページでご案内しています。営業管理ツールをお探しの方は、本記事と併せてぜひチェックしてみてください。
「楽楽販売」について詳しくはこちら
- 「kintone(キントーン)」
「kintone(キントーン)」は営業・セールス向けの業務アプリをノーコードで作成できるクラウドサービスです。開発の自由度が高く、案件管理・見積もり作成・申請業務・セミナー管理といった幅広い領域のアプリを自社のニーズに合わせて作成できます。
「kintone(キントーン)」について詳しくはこちら
- 「Knowledge Suite」
「Knowledge Suite」は、SFA/CRMにグループウェアの機能を搭載した総合ビジネスアプリケーションです。営業部門の名刺管理を効率化する機能や、テレワークを推進する機能など、便利な機能がオールインワンで提供されています。
「Knowledge Suite」について詳しくはこちら
- 「Sales Force Assistant」
「Sales Force Assistant」は、高度なAI秘書の機能を搭載した営業支援・顧客管理システムです。AI秘書が一人ひとりの営業担当者をアシストし、パーソナライズされたアドバイスをはじめとした的確な支援を行います。
「Sales Force Assistant」について詳しくはこちら
営業支援タイプ
- 「Sales Cloud」
営業部門の収益成長の基盤構築に貢献する、営業支援自動化ソフトウェアです。営業活動のガイドやAIによる商談インサイトなどの高度な機能により、速やかな成約を実現します。また、「売上予測」や「パイプライン管理」の機能で、着実な目標達成を支援します。
「Sales Cloud」について詳しくはこちら
- 「Mazrica Sales」
「Mazrica Sales」は、マーケティングやデータ分析といった営業部門の幅広い課題解決に貢献するSFA/CRMです。直感的に使いやすいUI/UXが採用されています。既存のクラウドサービスとの外部連携によって営業効率化を実現できます。
「Mazrica Sales」について詳しくはこちら
- 「ネクストSFA」
「ネクストSFA」は、MA・SFA・CRMのあらゆる機能を搭載した一体型の営業支援・顧客管理ツールです。一つのツールでマーケティング活動・営業活動・販売活動・顧客データ管理まで幅広く対応できます。各領域別に厳選した機能が搭載されているのが特長です。
「ネクストSFA」について詳しくはこちら
- 「eセールスマネージャー」
「eセールスマネージャー」は、顧客接点を効率化するCRM/SFAです。AIによる業務支援を受けられる「AIコンシェルジュ」の機能や、予算の達成状況を即座に把握する「予実管理・グラフ分析」の機能など、顧客管理に役立つ機能が充実しています。
「eセールスマネージャー」について詳しくはこちら
- 「Zoho CRM」
「Zoho CRM」は、機能の網羅性と使いやすさに特長があるCRM/SFAツールです。営業現場に必要なCRM/SFAの機能が幅広く展開されています。カスタマイズの柔軟性が高く、デザイン面を含めたフルカスタマイズにも対応できます。
「Zoho CRM」について詳しくはこちら
- 「Sansan」
「Sansan」は名刺管理をはじめとした一元管理機能が搭載された営業DXサービスです。社内の名刺を活用して営業力を強化する「名刺管理」の機能や、DXサービスの「デジタル名刺ソリューション」など、売上拡大に貢献する機能・サービスが充実しています。
「Sansan」について詳しくはこちら
- 「HubSpot」
「HubSpot」はAI機能と顧客データの活用によってビジネスの成長を支援するカスタマープラットフォームです。複数の製品を組み合わせることで、マーケティング部門・営業部門・カスタマーサービス部門のデータを一つのプラットフォームに集約できます。
「HubSpot」について詳しくはこちら
- 「cyzen」
「cyzen」はデスクワーカーの業務をラクにする業務支援サービスです。業種・業界別のパッケージソフトが充実しています。例えば、訪問営業やルート営業向けの「営業cyzen」、不動産業種向けの「物件管理cyzen」をはじめとして、ソフトの種類が豊富です。
「cyzen」について詳しくはこちら
【導入フェーズ別】営業管理ツールをスムーズに導入するためのポイント
営業管理ツールの導入を成功させるには、社内でどのように準備を進めればよいのでしょうか。ここでは、スムーズに導入するためのポイントを導入フェーズ別に解説します。
準備フェーズ(導入前)
準備フェーズでは、以下のポイントを踏まえて導入へ向けた社内体制の整備に取り組みましょう。営業管理ツールを“単なるシステム”ではなく“成果を生む業務改革の手段”として活用するためにも、入念な事前準備が不可欠です。
- 導入目的を明確にする
具体的に何を改善したいのか、管理者と現場で共通認識を作る - 業務フローと課題を棚卸しする
「問い合わせ~受注」までの業務をステップごとに洗い出す - 関係者(営業・事務・ITなど)を巻き込む
導入メンバーはできるだけ幅広く集め、実務に即した設計ができるようにする
初期設定・設計フェーズ(導入中)
初期設定・設計フェーズでは、中長期的な視点に立ってツールの定着化を図ることが大切です。どんなに優れた営業管理ツールを選定しても、初期設定・設計が不十分な場合は「使われない」「定着しない」「期待した成果が出ない」といった失敗につながるおそれがあるため注意しましょう。
- 小さく始めて段階的に展開する
単純業務から段階的に導入・展開する - 現場目線でUI・UX設計をする
現場の使いやすさに配慮し、定着率と運用継続率を向上させる - 研修計画とマニュアルを用意する
現場の混乱を最小限に抑え、自走的な運用への土台を作る
定着・活用フェーズ(導入後)
定着・活用フェーズでは、ルールの整備や活用促進の施策が求められます。営業管理ツールの導入完了は、まだゴールではありません。中長期的な活用で成果を出して初めて、導入成功だといえます。そのためにも、継続的な活用へ向けて以下のポイントを意識し、導入後の形骸化を防止しましょう。
- 運用ルールを明文化する
「商談終了後は当日中に入力」「週1でマネージャーがチェック」などの行動レベルのルール化を行う - 活用を評価に結びつける
入力内容を評価対象とすることで、モチベーションの維持・向上を図る - 定期的な振り返りと改善を行う
導入後も「入力する項目数」や「現場での使用感」などを継続的に見直す
自社に適した営業管理ツールの活用で業務改善を実現しましょう!
ここまで、営業管理ツールのおすすめ12選や、ツールの選び方、導入を成功させるポイントなどを解説しました。営業管理ツールを活用すると、営業の質と精度の向上、マネジメントの迅速化など、組織に多くのメリットや効果がもたらされます。現状の営業活動で、情報共有や連携に課題を感じているなら、ぜひご紹介したツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
クラウド型販売管理システム「楽楽販売」を活用して業務改善を実現した企業様の事例は、以下のページからご覧いただけます。営業管理ツールをお探しの管理者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- 株式会社ラクス「楽楽販売」コラム編集部
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