予実管理ツールのおすすめ15選!導入をすすめる理由や選び方
こんにちは!「楽楽販売」コラム担当です。
予実管理業務では、企業の予算と実績を管理して目標達成を目指します。そのためにも、事前に立てた計画に対して現状はどの程度達成できているのか、状況をリアルタイムで確認することが不可欠です。
そんなとき予実管理ツールを活用すれば、管理を効率化し、進捗確認や軌道修正がしやすくなります。本記事では、予実管理の作業を効率化するために、ツールの導入メリットや選び方のポイント、おすすめのツールまでご紹介します。
予実管理の基礎知識は以下の関連記事で解説しているので、改めて基本から確認したい担当者の方はこちらも併せてご覧ください。
関連記事はこちら 予実管理とは?重要性から具体的な手法・ポイントまで解説
詳しく知りたい方はこちら!
この記事の目次
予実管理ツールでできることは?
「予実管理ツール」とは、企業の予算と実績の管理をシステム化し、業務効率化を推進するツールです。従来の予実管理業務においては次のような課題がありましたが、予実管理ツールの導入はこれらの課題の解決に役立ちます。
- 課題1 データの集計と分析に多くの時間と手間がかかる
- 課題2 ヒューマンエラーによる入力ミス・計算ミスが起きる
- 課題3 集計作業や計算の処理が複雑で業務が属人化しやすい
- 課題4 リアルタイムでの正確な情報共有がしにくい
「予実管理ツール」には、一般的に以下のような機能が搭載されています。導入によって、上記の課題を解消できる可能性があります。
- 予算の作成・編成・進捗管理
- 集計データの分析
- 業績の予想
- レポート作成 など
【予実管理ツールの主な機能】
予実管理ツールはサービスごとに機能や操作性が異なります。また、サービスを提供するベンダーによってサポート体制に違いがあるので、複数の候補を挙げて比較検討するのがおすすめです。
なお、予実管理で課題となることが多い売上目標に関しては、以下の関連記事で解説しています。本記事と併せてぜひ参考にしてみてください。
関連記事はこちら 売上目標はなぜ狂う?間違った目標の立て方や正しい売上目標の効果について
予実管理ツールのメリット・デメリット
予実管理ツールを導入すると、どんなメリットが期待できるのでしょうか。ここでは、予実管理ツールの導入メリットと、導入前に理解しておきたいデメリットを解説します。
予実管理ツールのメリット
・管理にかかる作業の自動化が叶う
多くの予実管理ツールには、自動計算、自動集計、書類の自動作成などの機能が搭載されています。予実管理の工程を自動化して、手作業を省けるようになるのがメリットです。また自動化によって、入力ミスや計算間違いといった人的ミスの削減につながる可能性もあります。
・データを一元管理できる
予実管理ツールには日々の実績データが蓄積されていきます。複数の部門や拠点からアクセスして、リアルタイムで情報を確認することが可能です。精度の高い予実管理を実現するには、最新の正確な情報が不可欠となります。ツールの活用により、予実の進捗を遅延なくチェックでき、数値の悪化に気づきやすくなるので、スピーディーに施策や予算の再編成を検討できます。さらには属人化の解消にも効果的です。
・蓄積したデータを事業戦略の判断材料に活用できる
予実管理ツールを利用すれば、売上や利益などに関わる重要な過去実績データを自動的に蓄積でき、蓄積したデータは、事業戦略といった高いレイヤーでも活用できます。例えば、データに基づいた予算の増減や、プロジェクトの継続判断のように、経営に関する判断材料としても利用可能です。
予実管理ツールのデメリット
予実管理ツールを利用する場合、一般的に初期費用とランニングコストが発生します。料金プランや価格帯はサービスによって異なるものの、基本的には月額利用料やオプション費用などを負担することになる点に留意しましょう。長い目で見れば、前述した導入メリットがもたらされるため、十分な費用対効果を得られるケースが多いです。ただし、組織の規模や業務内容に適していないツールを導入すると、機能を使いこなせないおそれがあるためご注意ください。
予実管理ツールを選ぶときのポイント
続いて、予実管理ツールの選び方をお伝えします。自社に適したツールを選ぶために、以下のポイントを参考にしてみましょう。
自社の規模や業種に適しているか
予実管理ツールは、サービスによって「導入形態」「導入企業の事業規模」「向いている業種」などに違いがあります。さまざまな種類があるので、自社に適したタイプを選びましょう。
・導入形態
予実管理ツールの導入形態には、クラウド上でシステムを利用する「クラウド型」、自社サーバーにシステムを構築する「オンプレミス型」、必要なシステムをまとめてインストールする「パッケージ型」などの種類があります。なかでもクラウド型は、初期費用の負担を抑えられ、導入しやすい点でおすすめできます。
・導入企業の事業規模
予実管理ツールは、組織の規模に応じてサービスを選ぶのがおすすめです。例えば、大人数での利用を想定した「大企業向けタイプ」のほか、少人数での利用を想定した「中小企業・事業部向けタイプ」があります。オーバースペックになるのを避けるためにも、組織の規模に適したタイプを選びましょう。
・向いている業種
予実管理ツールには、幅広い業界に対応可能な「汎用タイプ」と、特定の業界向けに設計された「業界特化タイプ」の大きく2種類があります。業界特化タイプは、業界独自の商習慣に適した機能が充実している傾向にあります。「自社の業種ではどちらのタイプが向いているのか」「汎用型で対応できるのか」を判断するためにも、現状の業務フローを改めて整理してみるのがおすすめです。
費用対効果は適切か
予実管理ツールの選定では、自社の業務に必要な機能がもれなく搭載されているか確認することが大切です。その際は、オーバースペックになるのを避けるために、搭載されている機能を現場で使いこなせるか確認しておくとよいでしょう。
システムを選定するときは、費用に見合った機能が搭載されているか確認しておくと安心です。例えば、安価なものの機能面が不足していたり、その反対に機能が豊富なものの現場で使いこなせなかったりするのはNGです。導入前に必要な機能を整理し、費用対効果のシミュレーションを実施しておくようおすすめします。
既存オペレーションからの移行がスムーズか
予実管理ツールを導入する際、既存の業務フローからスムーズに移行できれば、現場の負担を抑えられます。既存のオペレーションを大きく変える必要がある場合、現場での利用が定着しなかったり、導入に想定以上の工数がかかってしまったりして、ツールの導入に失敗してしまうリスクがあるため注意が必要です。また、データ移行の可否だけでなく、現場の担当者がシステムを直感的に操作でき、使い勝手が良いと感じるかどうかも重要なポイントです。
他システムとの連携は可能か
外部システムとのデータ連携によって、業務が自動化され、予実管理ツールの利便性がさらに高まります。連携することで予実管理にとどまらず、基幹業務を幅広く効率化できるためです。「どのようなシステムとの連携ができるのか」「どんな形式での連携が可能なのか」などのポイントを事前にチェックしておきましょう。
導入後のサポート体制は充実しているか
予実管理ツールの導入にともない、現場で疑問や不安が生じたり、運用後にトラブルが発生したりする可能性が考えられます。そのため、導入前から運用後まで一貫して手厚いサポートを受けられるツールを選ぶと安心です。
おすすめの予実管理ツール15選
ここでは、予実管理ツールを15個ご紹介します。ツールによって機能のほか、導入形態、事業規模、タイプなどに違いがあります。ぜひこれらのおすすめのツールの中から自社に適したものを比較検討してみてください。
「楽楽販売」
「楽楽販売」は、予実管理業務を自動化するクラウド型販売管理システムです。予算と実績を突合して自動計算する便利な機能が搭載されています。あらかじめ予算の情報を入力しておくことで、実績値のデータが登録される都度、自動で計算が行われる仕組みです。予実管理のデータをシステム上に集約して一元化し、リアルタイムで把握できるようになります。また、任意の条件を指定して、ワンクリックで簡単にデータ出力や集計が可能です。担当者のチェック工数を大幅に軽減します。
「DIGGLE」
「DIGGLE」は、リアルタイムで予実を分析できる予実管理クラウドです。予算や見込みのデータは、取り込みのほかクラウドへの直接入力が可能で、速やかに最新データを蓄積できます。自動でスナップショットを取得し、最新値に加えて予算と見込みの比較にも対応可能です。
「CCH Tagetik」
「CCH Tagetik」は、導入・保守・運用をワンストップで提供する経営管理プラットフォームです。予実管理を含め、企業の経営管理に必要なデータの一元管理を実現します。経営管理の機能が充実し、連結管理、レポーティング、分析まで幅広い機能を網羅しています。
「BizForecast」
「BizForecast」は、経営管理・管理会計をサポートする経営管理クラウドソリューションです。入力しやすいインターフェースと、高度な集計・分析機能を搭載しています。予算管理や経営管理の上流プロセスをシステム上で一元管理し、幅広い範囲の業務をカバーします。
「iFUSION」
「iFUSION」は、Excelを利用した業務の効率化に貢献する、Excel運用サポートシステムです。現状、Excelで予実管理に取り組んでいる企業が導入しやすく、課題解消に役立ちます。Excelでのデータ管理やデータ入力作業を効率化し、働き方の改善が期待できます。
「Workday Adaptive Planning」
「Workday Adaptive Planning」は、人工知能(AI)と機械学習(ML)が組み込まれた予実管理ツールです。AI/MLによってもたらされるインサイトに基づいて、迅速な意思決定を実現できます。ファイナンシャル プランニングをはじめとした高度な機能が搭載されています。
「Workday Adaptive Planning」について詳しくはこちら
「Sactona」
「Sactona」は、管理会計・経営管理を高度化させる、クラウド型/オンプレミス型のグループ経営管理システムです。経営の意思決定に不可欠な、予算編成や予算管理、見込管理をサポートします。幅広い領域の管理業務に対応し、経営基盤をサポートする機能が充実しています。
「Amoeba Pro」
「Amoeba Pro」は、管理会計のPDCAサイクルをサポートする管理会計クラウドです。社内の計画や実績を多次元データベースで管理することで、経営情報の多角的な分析を実現します。軸の切り替えやドリルダウンの機能により、データをさまざまな軸で分析することが可能です。
「Loglass」
「Loglass」は、経営管理業務の課題を解決する経営管理クラウドです。月次の実績データ収集および統合を効率化し、豊富な切り口での分析を実現します。多様な分析機能が搭載されており、データの比較と分析により、経営判断の精度向上が期待できます。
「Oracle Cloud EPM Planning」
「Oracle Cloud EPM Planning」は、エンタープライズ・パフォーマンス管理のソリューションです。予測インテリジェンスをはじめとした高度な機能が搭載されています。大規模な自由形式モデリングを実施することで、企業の複雑な財務をモデル化し、経営の意思決定におけるリスク対策を可能とします。
「Oracle Cloud EPM Planning」について詳しくはこちら
「Board」
「Board」は、中小企業や個人事業主に適した業務システムです。見積・請求・受発注管理・売上予測までの幅広い業務領域をカバーし、周辺業務や経営の効率化に寄与します。月末月初の業務負担が問題となっている経理部門で、省力化に役立ちます。
「集計名人アタボー5」
「集計名人アタボー5」は、ノンプログラミングでデータベースアプリケーションを構築できる、Excelデータ統合プラットフォームです。Excelで予実管理を行っている企業が、Excel利用を継続しながらデータの収集や管理を効率化できます。Excel管理における作業負担の軽減につながります。
「fusion_place」
「fusion_place」は、財務経理部門・現場・経営層の連携を強化する経営管理システムです。社内におけるリアルタイムでのデータ共有と分析を支援します。中堅規模の企業からグローバル企業まで、さまざまな規模の企業での導入実績があります。
「Jedox」
「Jedox」は、企業のニーズに合わせて自由自在にシステムを構築できる、業務データプラットフォームです。自社で管理すべきデータに応じて、システムをカスタマイズすることが可能です。運用と改善を繰り返すことで、より自社の予実管理にフィットしたプラットフォームを構築できます。
「Manageboard」
「Manageboard」は会計ソフトと連携可能な予実管理ツールです。会計ソフトとAPI連携やCSVでデータを取り込み、集計や統合の作業を効率化します。自社の目的に合わせた経営指標(KPI)を設定して、分析の精度を高められる点が魅力です。
予実管理ツールを活用して煩雑な業務の効率化を叶えましょう!
ここまで、予実管理ツールの導入メリットや選び方のポイント、おすすめのツールまでご紹介しました。予実管理ツールを活用すると、煩雑なデータの集計・分析の作業を大幅に自動化できます。結果として、人的ミスの低減も期待できるでしょう。その際、予実管理業務を含め、販売管理のプロセス全体を効率化するなら、クラウド型販売管理システム「楽楽販売」がおすすめです。
「楽楽販売」には、予算と実績を突合して自動計算する便利な機能が搭載されています。予実管理がラクになり、担当者の負担軽減に役立つでしょう。また、データは社内全体へリアルタイムで共有できるので、連携強化にも貢献します。
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記事執筆者紹介
- 株式会社ラクス「楽楽販売」コラム編集部
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