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2021/01/29

ローコード開発とは?ノーコードとの違いや求められる背景などを解説

ローコード開発とは?ノーコードとの違いや求められる背景などを解説

こんにちは!「楽楽販売」コラム担当です。

IT技術が発展した現在、コーディングに関する高度な技術を要することなくソフトウェアを開発する方法に注目が集まっています。今回はビジネスを大きく加速させる技術について、基礎から詳しくご紹介します。併せてローコードとノーコードの定義やそれぞれの違い、ローコード開発が求められる理由や市場の現状、メリットやデメリットなどを整理してお伝えします。

目次

    ローコードとは

    ローコードとは、プログラミングにおいて必須となるソースコードの作成や開発作業をほとんど必要とせず、最小限の作業でシステム開発を進める手法を指す言葉です。これを実現するためのツールやプラットフォームを総称して、ローコードと呼ぶこともあります。

    多くのサービスであらかじめ用意されたプログラムを利用し、最低限の記述でシステムを構築できるため、作業工数を大幅に削減することが可能です。なお、高いIT技術のもとゼロベースでプログラミングを行うことは、「プロコード開発」や「スクラッチ開発」などと呼ばれます。

    ノーコードとは

    一方でノーコードとはプログラミングを一切行わずにシステム構築を実践する手法や、それを支えるツールのことを指します。最低限の知識さえあれば、コーディング技術を要さずにシステム開発が実現します。プラットフォーム上で既存のシステムパーツを組み合わせるだけで多彩なサービスを構築することが可能になるため、各所で注目されている手法です。特にシンプルなプログラムの構築に適しているとされています。

    ローコードとノーコード、両者の違い

    一見混同されがちなローコードとノーコードですが、両者には「プログラム記述の有無」という点で明確な違いがあります。ローコード開発では一部で実際にプログラミング作業を行う必要があるのに対し、ノーコードでは一切のコーディングやプログラミング作業を要せずシステム構築を実施できます。しかしノーコード開発は拡張性や柔軟性が乏しく、高度な開発作業には不向きなこともあります。それに対してローコード開発は既存のプログラムを編集・追加することができるため、独自機能の実装や機能のカスタマイズなどを行うことも可能です。

    ローコードが求められる理由や背景

    ローコードが各所で求められるようになった理由・背景としては、「慢性的な人材不足」「DXの推進」「開発コストの低減」といった要素が挙げられます。昨今ではどの業界においても人材不足は大きな課題で、特に高い技術を誇るエンジニアやプログラマーといったIT人材は希少な存在となりつつあります。そこでローコード技術を取り入れることでマンパワーに依存せず、一定水準以上のシステム開発を実現することが主流となったのです。

    DXの推進

    さらに技術の発展や新型コロナウイルスの影響をはじめとする社会の変化により、各所で急速なDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されています。
    DXとは「デジタル技術の活用により複雑化する社会のニーズに対応し、ビジネスや組織体制を変革することで競争において優位に立つための方策」です。ペーパーレス化や業務プロセスの自動化などがこれに該当しますが、実現のためには大小さまざまなツールが必要となります。そのため、ローコードでの簡易的な開発作業が必要とされるようになりました。

    従来は金銭面でも人材面でも大きなコストがかかっていた開発作業を、より簡略化して低コストで実施できるような体制を整えるためにも、ローコード開発が求められています。

    ローコード開発とは

    ローコード開発とは、前述したローコードをプログラミングの主軸として取り入れる開発手法です。それまでの開発現場では、プログラミングの過程でソースコードを作成した上で各作業を進行していくことが一般的でした。しかし人材不足や効率化を追求する流れのなかで、シンプルなサービスを中心に主流の開発手法とされるようになりました。

    国内で行われるローコード開発では、サイボウズ社が提供する「kintone」やセールスフォース・ドットコムが提供する「Lightning Platform」、マイクロソフト社が提供する「PowerApps」などが主なプラットフォームとして採用されています。

    ローコード開発の市場

    ローコード開発はDX化の推進に必須の手法であると考えられており、その市場規模も年々急成長を遂げています。
    全世界的なトレンドで、ミック経済研究所の発表によると2018年度には約2,143億円、2019年度には約2,458.7億円にもなり、2020年度にはさらに2,886億円に成長していくと予測されています。2023年には4,560億円と大幅な市場拡大が起こることも予測されており、国内外で開発作業のほとんどがローコードベースに移行すると考えられます。

    参考:日本経済新聞 IT Leaders

    ローコード開発のメリット・デメリット

    以上のように急速に普及が進むローコード開発ですが、さまざまなメリットやデメリットも存在します。

    メリット

    まずローコード開発のメリットとしては、前述の通りオペレーションの簡略化による生産性向上・コスト削減といった要素が挙げられます。さらに、完全にプログラミング作業を廃するノーコードと比べて、環境変化や仕様のカスタマイズなどにも柔軟に対応できることもメリットです。

    デメリット

    ローコード開発のデメリットとして懸念されるのが「スクラッチ開発に比べると拡張性に劣る」「活用が難しい場合もある」といった要素です。ある程度の柔軟性は担保されているのがローコード開発の良さですが、やはりゼロベースで複雑なプログラミングを行うスクラッチ開発と比較すると不自由な点もあり、イレギュラーへの対応や追加の要件実装が難しい場合もあります。
    いくらプログラミングなどの作業が大幅に短縮されるとはいえ、やはり一定以上のシステム知識がなければ正しい運用や効果的な活用は難しいでしょう。そのため特に要件定義や課題分析など、システム設計に関するノウハウに優れた人材を確保することが課題となります。

    まとめ

    今回はローコード開発とノーコード開発の違いや、需要が拡大した背景の整理や市場規模、メリットやデメリットなどの要素をご紹介しました。トレンドであるDX化やクラウド化、ひいては働き方改革などにおいても、ローコード開発は無視できない重要なトピックです。自社のシステム環境を見直しつつ、適宜ローコードでの作業を取り入れることが理想的な姿なのではないでしょうか。

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